こんにちは。ハウスケア静岡の及川です。
「外壁塗装っていつすればいいのか」と思った事のある方は多いと思います。
しかし、「いつすればいいのか」は「本当に必要なの?」
といった疑問の裏返しだと私は考えています。
例えば…
「うちの外壁や屋根は、まだまだ汚れていないし雨漏りもない、外壁塗装なんて必要ない!」
「外壁塗装って、けっこうかかるって聞いてるし少し汚くても我慢しようかな」
と、外壁塗装の必要性はなかなかわかりづらいものです。
しかもて外壁塗装をするとなると、数十万円から数百万円もの費用がかかるわけですから、決してすぐに決められるものではありません。
しかし、大丈夫と思っている外壁や屋根は、
年月を過ぎると確実に劣化します。
どれだけいい塗料を使っていたとしても、15年~20年も経てば外壁は確実に劣化します。
一般的な外壁塗料は10年~15年程度と言われており、
その年数を経過すると塗料は劣化し、ヒビや割れが発生、
その間から水が壁に侵入し、
昼夜の気温差により水が伸縮・膨張を繰り返し外壁の劣化が進みます。
結果、壁交換や屋根交換といった大きな施工になると200万円以上の
費用がかかってしまいます。
とはいえ、「本当に外壁塗装は必要なの?」というお客様の疑問を掘り下げ、
まずは、外壁塗装が必要ないと考えられている理由に対して必要である理由を
何回かにわけてご紹介していきたいと思います。
外壁塗装が「必要ない」と思われる理由とは?
ケース①
自宅の壁も屋根も見た感じ汚れていない、
傷ついていないし大丈夫そうだから。
お客様とお話していると、
「15年前に購入した中古の戸建てだけど、外壁も屋根もその際にリフォームをしている。
特に気になる汚れもないし、雨漏りや大きなヒビもないから大丈夫だと思っていた」
といったケースに出会う事があります。
まとめると、
・中古でもリフォームしているから大丈夫
・目立った外傷はないから大丈夫
といった所でしょうか。
ただし、言わせて下さい。
それ、見た目だけでわかるんでしょうか?
見た感じも大きな劣化がない、汚れていないという事から外壁が痛んでいる事のわかるお客様はほぼいないのではないでしょうか。
住宅用の通常塗料であれば、どんな塗料であっても15年経てば必ず、紫外線や風雨によって劣化しているはずです。例えば紫外線は長い時間、壁の塗膜に照射されつづけると、
塗膜にラジカル因子というものが発生し、この因子が塗膜を破壊します。
また、15年の長い年月による「雨」「風」だけでなく、「地震」などのダメージが塗膜にも蓄積され、目では見えない小さなヒビ割れや、膨れなどが発生しているケースが多いです。
前述をしておりますが、ヒビや割れや膨れが発生すると、そこから水が浸入し、水が伸縮と膨張を繰り返し、壁や屋根そのものを劣化させ、大規模なリフォームが必要となります。
今のところ塗り替えの必要のない万能塗料や、耐用年数30年以上といった塗料は開発されておりません。なので戸建て住宅であれば、リフォームをしているといえど、10年~12年を目安に定期的に塗り替えを行う事が最もリスクを抑える事につながるのです。
ケース②についてはまた次週。