部分塗装はやってもいい?今は出費を抑えたい…メリットとデメリットを解説


屋根や外壁のひび割れは、放置するとより大きな不具合へとつながり、家の寿命を縮めてしまうこともあります。早急に塗り替え工事を行うのが理想ですが、予算の関係で少しずつ進めたい方も多いのではないでしょうか。今回は、部分的な塗り替えのリスクと、なるべくリスクを軽くするための方法を紹介します。




■屋根や外壁に適切な塗装をしないと家はダメになる!


屋根や外壁の塗装が劣化しても、すぐに家に住めなくなるわけではなく、一応普段通りの生活を続けられます。そのため、「まだ大丈夫だろうし、もうしばらく様子を見てもいいだろう」と考える方も多いでしょう。しかし、塗り替え工事を後回しにするのはおすすめできません。なぜなら、屋根や外壁の劣化を放置すると、家がダメになってしまうからです。


実は外壁の塗装は、ただ家をきれいに見せるだけでなく、外壁を雨風や紫外線から守る重要な役割を果たしています。外壁塗装の劣化した状態を長年放置すると、外壁そのものが雨風や紫外線にさらされ続け、劣化してしまうでしょう。そうなれば、亀裂や隙間を通じて家の内部にまでダメージが及び、家の寿命を縮めてしまいかねません。


したがって、外壁の塗装は定期的に塗り直す必要があるのです。ひび割れや色あせといった、目に見える異状が出てくるのを待つのではなく、早めに外壁を点検するのが望ましいでしょう。




■塗装の耐用年数に合わせて施工計画を立てよう


屋根や外壁の定期塗装を行う上で重要なのが、塗装の耐用年数です。塗装がどの程度持つのかがわかっていれば、それに合わせて塗り直しの計画を立てることができます。あまり頻繁な塗り直しは経済的な負担になりますから、適切な期間を知ることが大切です。


一般的に、外壁の塗装の耐用年数は10年~20年程度とされています。より専門的な塗料を使えばさらに持つこともあるのですが、一般住宅向けの塗料の場合、30年以上持つことはまずありません。


塗料別に耐用年数を見ていくと、安価なアクリル系塗料は4年~7年程度、汚れに強いウレタン系塗料は6年~10年程度、耐久性抜群で商業施設などにも使われるフッ素系塗料なら15年~20年程度です。もちろん、高性能な塗料になるほど金額も高くなるため、場所や状況に応じて使い分ける必要があります。


外壁を塗装した時は、使用した塗料の種類や耐用年数を確認し、次の塗装時期を検討しておくのが望ましいでしょう。特に屋根は、外壁に比べて損傷する機会が多い一方、普段はあまり目につきません。塗装の耐用年数を目安に、定期的にチェックするのがおすすめです。




■部分塗装のメリットとデメリット


外壁塗装を行う際、無視できないのが費用の問題です。屋根や外壁全体を一度に塗り直せば、それなりの費用がかかってしまいます。対策としては、何度かに分けて部分塗装をするという方法がありますが、一度に塗装する場合とは何が違うのでしょうか。部分塗装のメリットとデメリットを挙げてみましょう。


▼メリット

限られた部分しか塗装しない分、一度の施行にかかる費用は小さくなります。少なくとも、一時的な出費は抑えられるでしょう。また、たとえ一部分でも修繕することができれば、家の保護につながるのは間違いありません。家の寿命を延ばしたければ、部分塗装には十分意味があります



▼デメリット

部分塗装は、1回の施工の費用は抑えられますが、トータルではむしろ高くなる可能性があります。毎回足場を組まなければならないなど、本来なら一度で済むはずの費用が何度も発生してしまうからです。タイミングを分けて塗装することで、それぞれ微妙な色の違いが生じ、ムラができてしまうこともあるでしょう


このように、部分塗装にはメリットもデメリットも存在します。外壁塗装を行う時は、必ず専門業者に現地調査を依頼し、いつ・どのような規模の工事をするべきか検討しましょう。地域や施工内容によっては、助成金が受け取れる場合もあるので活用してください。




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